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蕎麦猪口 其の弐

本日の蕎麦猪口は江戸後期物です。
前出の江戸中期物より 一回り大きくなり 底に見込の文様が入ります。


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さて我々が普段 普通に使ってる蕎麦猪口ですが本来は祝儀の膳の 和え物用の器でした。
それが江戸時代後期 蕎麦屋さんが だし入れにちょうどいい! とっ使いだし一般化したようですね。
蕎麦猪口と呼ばれるようになったのは明治になってからで それ以前は単に猪口と呼ばれていました。
蕎麦猪口には名品も あるにはありますが 器としての格は決して高くなく 作る職人さんも それなりの腕の方が
作っていたようです。
その為か 形が歪、絵付けもイマイチな物も少なくありません… まっ それが現在では 味わい に感じてしまう
から不思議ですね(^.^)