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ROLEX(1)

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コレクション第3弾は腕時計にさほど興味がない方でもご存知であろうROLEXです。
1941年製 ROLEX OYSTER ROYAL 2280です。
「なんだぁ 普通の古いロレックスじゃん(-.-)」てっ声が聞こえます。

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確かに正面、斜め方向から見てるだけだと普通のANTIQUE ROLEXですが…
裏蓋を見ますと…


DSC00570.JPG

カメラマン兼店主の腕が悪く刻印が不明瞭なので…

LT.H CHAPMAN
P.O.W   277
OFLAG   ⅥB
GRAMANY  1942

とっ刻印されています。

全ての内容はわからなかったのですが超有名アンティーク時計店Dさんに予約を入れ、新潟から引き取りに行く間に
S店長が不明だったOFLAG ⅥBをを調べておいてくれました。
「大戦中のドイツ国防軍管轄の捕虜収容所のコードのようです」

おぉ S店長偉い(^^)/ つながったぞ(^^)v

あくまでも仮説ですが1942年にドイツ軍と戦っていたアメリカ軍の部隊は7月からイギリスに駐屯していた陸軍
航空隊の第8爆撃軍団(後の第8空軍)くらいかと…
第8爆撃軍団所属のチャップマン中尉は官給品のA-11ではなく中尉昇進祝いに父上から賜った私物のROLEX ROYAL
を身に着けB-17F又はB-24Dに搭乗して作戦行動中ドイツ軍占領下のフランス上空でFw190-A3のシュバルムに撃墜されドイツ本国にある国防軍管轄のOFLAG ⅥB捕虜収容所に収容された。 
捕虜ナンバーは277。
ちょっと乱暴な仮説でしょうか?
捕虜になったことを、より敵の近くに行った結果と自慢気に刻印するのは陽気なヤンキーならではと。                       それとイギリス空軍のパイロットなら中尉をLTじゃなくFOと記載するんじゃないかぁ? 
このROLEXも超有名アンティーク時計店Dさんはロンドンで入手したと。
アメリカ~イギリス~フランス~ドイツ~アメリカ~イギリス~日本と旅してD-9店主のとこに来たのですね。
まっ 色んな想像をさせてくれる貴重な時計です。